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決算に向けてやっておくこと

決算に向けてやっておくこと

筆者:税理士 佐野 元洋
"中小企業の経営参謀"

こんにちは!

確定申告も終わり、ひと息つかれている方も多いのではないでしょうか。

日本では、3月決算の会社が一番多いので、年度末に向けてやっておくことを整理しておきましょう。

売上・仕入の帳端確認

①売上は、引渡し基準つまり商品やサービスを納品・提供した時点で計上することが原則となります。

会社によっては、15日締めや20日締めで請求書の締め切り日を設けているところもあるかと思います。

月次の際は、締日ベースで売上を計上していたとしても締日以降月末までの売上を帳端として計上する必要があります。

帳端を計上し忘れていると、税務調査で指摘され、修正申告をするということになります。

②仕入も基本的に、売上と同じく商品が納品されていないと計上できません。

仕入れの場合は、さらに売上が上がってはじめて原価として認識されますので、売れずに残っているものは、在庫として計上しなくてはなりません。

棚卸し

毎月棚卸しされている会社は、問題ないかと思いますが、年に一回しかされない会社もあるかと思います。

期末の最終営業日後に実地の棚卸しをし、破損などしていて売り物にならないもの、季節商品や流行を過ぎたデッドストックなどを廃棄するなどしてスペースを確保しましょう。

廃棄することで、利益が出ている場合には、節税にもなります。

廃棄は、在庫リストから削除するだけでは不十分で、廃棄の証明が出る場合には、証明書を取得したり、ゴミとして出す場合は、写真を取るなどして客観的な証拠を残しておきましょう。

経過勘定の整理

①仮払金、立替金

これらの科目が決算を過ぎても残っていると あとになるほど原因がわからなくなります。

不正の温床にもなりやすいので、決算までにはきちんと精算するようにしましょう。

②仮受金、前受金

これらの科目は、売上や雑収入に振り替わるタイミングがありますので、早めに内容を確認し、収入として計上すべきタイミングをしっかり把握しておきましょう。

固定資産の確認

試算表の機械設備、車両、工具器具備品などの各科目と固定資産台帳の金額が一致しているか確認しましょう。

固定資産台帳に計上もれがあると減価償却費が少なくなってしまいます。

また、固定資産台帳をみて、使っていない資産があれば廃棄し、除却の処理をしましょう。

旅費規程などの整備

旅費規程などを整備して、未精算の出張日当などがあれば精算することで、経費計上でき、節税にもなります。

その他の節税方法や逆に利益が出ていない場合の対策は、過去のブログをご確認ください。

まとめ

いかがでしたか?

新しい年度が始まる時期でさまざまな部署がバタバタしていると思います。

「あっ!あれ忘れてた!」

となる前にしっかり確認しておきましょう!

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