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【会社の未来を描く~経営デザインシート~】

筆者:税理士 佐野 元洋
“中小企業の経営参謀”

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こんにちは!

本日は会社の今後の成長を描くための「経営デザインシート」について解説致します!

経営デザインシートとは?

突然ですが!みなさん、経営デザインシートというものをご存知でしょうか!?


経営デザインシートとは、内閣府が推奨するするもので、ひとことで言うと、将来を構想するための思考補助ツール (フレームワーク)です。

もう少し詳しく言うと、環境変化に耐え抜き持続的成長をするために、自社や事業の

(A) 存在意義を意識した上で、

(B) 「これまで」を把握し、

(C) 長期的な視点で「これから」の在りたい姿を構想する。

(D) それに向けて今から何をすべきか戦略を策定する。

ということになります。

コロナ禍において、旅行業やイベント業、飲食業は大きな打撃を受けています。

これらの業種以外にも大きな影響を受けている方も多いと思います。

これまでの事業の常識が通用しない業種も数多くあると思います。

ただ、これらの環境変化はコロナ禍だけの問題ではなく、コロナ禍がなくても将来起こっていたかもしれないのです。

経営デザインシートの目的は、このような環境変化に耐え抜くために必要な長期ビジョンを考え、 環境変化を見据え、自社や事業の「これまで」の理解に基づき 「これから」を構想することです。

具体的な内容を見ていきましょう!

作成手順

図のように、まず現在の自社を見つめ直します。

①現在の自社の持っている資源(人、モノ、金、情報、知財の観点から)を書き出します。

②次に、自社のビジネスモデルについて書きます。①の資源を生かして、どのような価値を生み出してきたのかを書きます。

③最後に、提供してきた価値を整理します。誰に対して、どんな価値を提供しているのかを書き出します。

現在の自社の事業のことが整理出来たら、長期的な視点でこれからのありたい姿を構想します。おおむね10年後ぐらいをイメージしましょう!

④10年後、自社はだれに対して、どんな価値を提供していたいのかを書きます。この時に、今の自社の状態から見た10年後ではなく、10年後に自分がタイムスリップした感覚で描くことが重要です。今〇〇がないからできないとか、自分には無理かもとか思わず、理想形を考えましょう。

⑤次に、その際のビジネスモデルを考えます。資源をどのように活用して、価値を生み出しているか、どんな相手と組んでいるか、価値の提供先へはどのようにアクセスしているのかなどの視点で考えます。

⑥最後に、そのビジネスモデルを構築するためには、どのような内部資源(人、モノ、金、情報、知財)やどのような外部から調達すべき資源が必要かを考えます。

10年後のイメージができましたか!?

ここまでくると、現在の姿と10年後のありたい姿とのギャップが見えてきたかと思います。

⑦それを埋めるための戦略が浮かび上がってくることと思います。

必要な資源、それを得るための課題や解決策を整理しましょう!

経営デザインシートの特徴

〇経営デザインシートは、1枚で全体を俯瞰できる

〇「これまで」と「これから」という時間軸を意識できる

〇想いを記載できる 「自社の目的・特徴」「事業概要」「価値」など

〇欄が限られているので、大切なことしか書けない

〇「資源」と「ビジネスモデル」と「価値」の関係性を意識しやすい

まとめ

この厳しく、そして目まぐるしく変わる環境下にあって、生き残るためには自社を俯瞰し、未来からバックキャストで考える必要があります。

ぜひこの経営デザインシートを活用し、自社の10年後を描いてみましょう!!

※以下にデザインシートを掲載しておきます!

詳しくは首相官邸からPDFが公開されているのでこちらもご参照ください!

著者情報

かなえ経営株式会社 代表取締役 佐野 元洋 プロフィール写真

この記事の著者

佐野 元洋 Motohiro Sano

  • かなえ経営株式会社 代表取締役
  • 焔(ほむら)綜合会計事務所 所長
  • 税理士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
  • 奈良県中小企業家同友会所属 会内役職:副代表理事,青年部会直前会長